世界トップ20航空会社のインサイト 新たなランキングを公開

OAGによる世界のトップ20航空会社に関する最新のレビューである「Take Off」は、2020年夏季のデータをもとに、航空会社の現在のパフォーマンスに関する高水準のインサイトを提供するものです。テイクオフは、トップ20航空会社の国内線および国際線の世界ランキングに関するデータを提供するだけではなく、年初以降の運航経路数(最小頻度は1週間に1便)、座席数、フライト便数、トップ5空港、キャパシティの傾向に関するデータや運航管理基準も含んでいます。

シナリオとデータは、当然のことながら、毎年異なります。しかし、例年同様に、さまざまな影響を伺うことができます。トップ20航空会社は、昨年の夏と比較して国内のキャパシティ(座席数)が>45%減少し、国際線に関しては82%という驚くべき減少がみられましたが、一部の航空会社は他の航空会社よりも優れたパフォーマンスを示しており、世界ランキングを上げています。

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ハイライト:

  • 中国は国内市場の規模が大きく、パンデミックの抑制にも比較的成功していたことから、同国の航空会社である中国南方航空、中国東方航空、中国国際航空に生じた影響は最も少なく、今回それぞれ2位、3>位、6位へと順位を上げました。
  • サウスウエスト航空は、世界最大の航空会社としての地位を維持しており、市場規模が大きい米国国内市場に注力していることも好調の要因となっています。しかし、同航空会社の主要な競合他社は、運航便数の減少や直行便を好む消費者の傾向によりハブ空港を介したオペレーションが影響を受けていることから、きわめて厳しい状況に置かれています。
  • 米国の主要航空会社であるデルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空はいずれも、ハブ空港に生じた影響や国際線と国内線の乗継便の減少に伴い、ランキングを落としています。
  • 一部の航空会社は2020年夏にトップ20航空会社から圏外となりました。エミレーツ航空とカタール航空の2社がこれに該当し、両航空会社ともに国内線市場が存在せず、国際線市場に依存しています。
  • これに対して、日本航空、アエロフロート・ロシア航空、LATAM航空、エア・カナダなどの5社は、比較的影響の程度が低く規模も大きな国内線市場の恩恵を受け、トップ20にランクインしています。
  • ナローボディ機の受注が44%増加し、ワイドボディ機については19%増となっている航空会社の発注状況から、機体の規模に関して、明らかに変化が生じていることが伺えます。

世界のトップ20航空会社および各社が現在置かれている状況についてのレポートの全文をご覧ください。

 

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