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Punctuality League 2019|課題増加にも拘らず世界的に改善

作成者: OAG|2019/03/01 2:00:00

OAGによる2018年最新版オンタイム・パフォーマンスの結果が発表されました。これは、世界中の航空会社や空港にとって、ますます重要なマーケティング・メッセージになっています。12月25日の特別便を含め、5,800万便のトラッキングによるこのオンタイム・パフォーマンスは、多くの航空会社が、より広い範囲で商業的成功に繋げています。

2018年に最も定時運航率が高かった航空会社第1位はコパ航空で、2位にエアバルティック、3位に香港航空が続きました。3社の市場は全く異なりますが、共通していえることは、この数年間、オンタイム・パフォーマンスを主要業績指標として重点を置いてきたということです。空港に関しては、初ランクインとなるミンスクが首位を獲得し、パナマシティが2位、大阪が3位となりました。

メガ航空会社部門は必然的に多くの注目を集めます。この部門で傑出していたのはLATAM航空グループに続き、日本の2大航空会社、全日空と日本航空でした。ラテンアメリカの多くの異なる国で複雑な運営を行っているLATAM航空においては、特に素晴らしい結果となりました。

前年度レポートで触れた主な課題には改善が見られました。特に中国のローカル3大航空会社が前年同期比で大幅に向上したことが印象的です。一方で、ストライキや天候といった外的要因が、ヨーロッパの一部の航空会社には明らかな影響を与えました。

2019年、すべての市場で、既にキャパシティの成長が見られています。様々なインフラ絡みの圧力が増える中、オンタイム・パフォーマンスを維持するための課題も増していくでしょう。航空会社と空港は、直面する課題に立ち向かい、現在のパフォーマンス水準を維持することに尽力することは間違いないでしょう。