ロンドンヒースローが、国際メガハブ空港ランキングで首位に

OAGの「メガハブ国際指標2018」によると、国際線乗継が世界で最も多い空港は、今年もロンドンヒースロー空港となりました。この「乗継指標」は、その空港に乗り入れるフライトの最終目的地数と、6時間以内に乗客が乗継できる国際線定期便数との比率で算出します。ヒースロー空港では、最も運航数が多かった日の乗継可能便数は、66,000だったことが分かりました。

メガハブランキング2位に上昇した空港は、乗継指標が295から306にアップしたシカゴ・オヘア空港です。フランクフルト空港とアムステルダム空港を抜いて上位になりました

メガハブ部門のトップ10空港は他に、トロント空港、ロサンゼルス空港、アトランタ空港、シンガポール空港、パリ=シャルル・ド・ゴール空港、ジャカルタ空港です。米国の13空港が、国際メガハブトップ50にランクインしています。これは、乗客の乗継に対する米国航空会社のネットワーク戦略の継続的な成功の表れと言えるでしょう。一方、中国の空港でトップ50に入っているのは3空港です(香港(SAR)含む)。北京首都空港は、定期便キャパシティが世界最大ですが、乗継可能な国際線数が少ないため、乗継指標は上海浦東空港や広州空港より低く、32位です。

フィラデルフィア空港、フォートローダーデール空港、ホーチミン市空港、バルセロナ空港は、2018年の指標に初出した空港です。

2018年の指標では、各空港の主要航空会社名と、その航空会社による運航便シェア率が新しく追加されました。上位10位のメガハブのうち7空港には、空港の全運航便数の半数以上を運航する主要キャリアが存在しています。しかし、ロサンゼルスとシンガポール、ジャカルタ空港の主要キャリアは、それぞれ、全運航便数の2030%のシェア率に過ぎず、このことから業績の良い空港は必ずしもハブ空港中心の航空会社1社に依存する必要のないことを示しています。

メガハブ国際指標 2018ダウンロードして、国際線乗継が多い空港トップ50と、低コスト空港のトップ25をご覧ください。

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