アメリカン・ウェイ: 遠距離恋愛

2017/03/01 17:00:00 / by OAG

大陸を横断する関係は簡単ではありません。これは航空会社にとっても人の場合と同様に、地理的な問題、タイムゾーン、文化的な事が大損害を与えます。しかし世界中に広がるネットワークの構築ということになると、航空会社は選択の余地がありません。航空会社は直行便がない時に、旅行者を結ぶために航空会社との提携が必要です。しかし提携する航空会社は変わりやすく、公約の変更または必要な時だけの提携になることもあります。

米国大手3社の航空会社はそれぞれグローバルアライアンスのメンバーですが、各社それぞれ遠距離の関係を発展させるために、異なる取り組みをしています。

3社ともそうですが、おそらくデルタ航空がパートナーシップについて最も洗練した戦略的な方法で決定しています。スカイチームのメンバーであるデルタ航空は、エールフランス、KLMオランダ航空、アリタリア航空などのアライアンスメンバーとジョイントベンチャーを始めました。スカイチームメンバーのアエロメヒコ航空と、深い共同事業の構築途中でもあり、さらに中国東方航空の株式を保有します。アライアンス以外でもデルタ航空は、英ヴァージン・アトランテイック航空の株式49%を取得する共同事業(ジョイントベンチャー)を行っています。

デルタ航空は、スカイチームのメンバーである大韓航空との共同運航(コードシェア)を拡げる契約によって、両社の関係を深めると2016年9月に発表しました。

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Delta Air Lines' Route Network - February 2017                                         Korean Air's Route Network - February 2017

*大きな画像はここをクリック*

大韓航空とのパートナーシップが、デルタ航空にとって中国への拡大に限度があるのも理にかなっています。また米国と中国の航空協定で完全に利用されることになる一方で、中国の航空会社との関係を深めながらも、米国の航空会社は、中国の空港にスロットが提供されることに不満です。大韓航空は、現在韓国から中国まで30ルートを運航しており、デルタ航空は、韓国の仁川国際空港から急成長を遂げる中国のエマージング市場で22ルートを運航しています。話題になったデルタ航空と大韓航空の共同事業(ジョイントベンチャー)は、アジアと北米間のルートで2番目に大きな提携企業となるでしょう。

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ここに日アメリカン・ウェイ: 航空会社の成功

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